ひめゆり学徒隊がモデルになっていると話題のジブリ風アニメをご存じでしょうか。
どこかジブリ風の絵柄で、戦時中の少女たちの心情を繊細に描いているアニメ作品となっています。
今回はひめゆり学徒隊がモデルのジブリ風アニメはどこで見れるのか、配信情報やアニメの原作の魅力についてわかりやすくまとめました。
ひめゆり学徒隊がモデルのジブリ風アニメは何?

どうやらジブリ風の作画なんだって!
ネット上ではひめゆり学徒隊をモデルとしたジブリ風アニメということで、すでに話題になっていて、yahoo知恵袋でもその関心の高さから「何のアニメなの?」と質問が出ていました。


「ジブリ風○○」というのは最近ネット上でもとても注目されているコンテンツということですよね。
原作は今日マチ子の漫画『cocoon』
今日マチ子さんは1980年生まれで東京藝術大学を卒業した漫画家・イラストレーターです。
今日マチ子さんは主に思春期の少年少女をモチーフにした透明感あふれる作品を手掛けています。
また「cocoon ~ある夏の少女たちより~」はアニメ化に先立ち2013年に劇団『MUM&GYPSY』(マームとジプシー)によって舞台化されていて、2015年と2022年にも再演されています。
原作のタイトル『cocoon』の由来



なんで原作のタイトルが「Cocoon」 (繭)なのかな?
ジブリ風アニメ「cocoon ~ある夏の少女たちより~」の主人公の名前は
- マユ(繭)
- サン(蚕)
といいます。
そして作中にも幼虫姿の蚕が登場する描写があるんです。



作中のマユの心理的描写も、繭の比喩的な表現としてとてもうまく表現されているんだよね!
ここは個人的に是非アニメで感じ取って欲しいところでもあります!
ひめゆり学徒隊がモデルのアニメがジブリ風と言われる理由3選!
ひめゆり学徒隊をモデルとしたアニメがジブリ風と言われる理由は
- 元ジブリスタッフが監修
- 色使いや色彩設計がジブリ風
- 手描き中心のアニメーション制作がジブリらしさを演出
こちらの3つの理由からネット上では”ジブリ風アニメ”と言われています。
それでは1つずつ見ていきましょう。
元ジブリスタッフが監修
その元スタッフというのが「株式会社ササユリ」代表の舘野仁美さんです。


舘野仁美さんは1987年にスタジオジブリ入社しています。
これまでに
- となりのトトロ
- 魔女の宅急便
- もののけ姫
- 千と千尋の神隠し
などなど、数多くの有名ジブリ作品の動画検査を手掛けてきた方です。
またNHK連続テレビ小説「なつぞら」では作中のアニメーション監修も行っています。
2014年にスタジオジブリ退職後は自身の会社「株式会社ササユリ」を設立し、代表取締役に就任しています。



長年ジブリ作品に携わってきた舘野仁美さんが監修ということで、ジブリ風アニメと言われるのも納得ですね!
色使いや色彩設計がジブリ風
「cocoon ~ある夏の少女たちより~」のアニメ画像を見ると、その色彩の鮮やかさはまるでジブリアニメを見ているかのように美しいんです。
- 影の描き方
- 植物の繊細な動き
- 人物の表情の描き方
どこを見てもその背景にはあの美しくやわらかなジブリアニメのタッチがにじんでいるんですよね。
というのも、「cocoon ~ある夏の少女たちより~」を監修した舘野仁美さんは、伝説的なスタジオジブリアニメーター・近藤喜文さんと一緒にお仕事をされていたことも大きいでしょう。
スタジオジブリの一時代を支えた天才アニメーターです。
近藤喜文さんはあの『耳をすませば』の作品監督を務めた方で、


耳すまのバロンの描き方や色彩背景、とてもきれいだったよね!
さらに近藤喜文さんは「線の達人であり洗練されたデザインセンスの持ち主」と絶賛されたクリエイターです。
そんな天才アニメーター・近藤喜文さんと舘野仁美さんは長年多くのジブリ作品を作り上げてきました。
舘野仁美さんは近藤喜文さんの仕事ぶりを間近で見ていたはずなので、きっと近藤喜文さんの仕事ぶりや色遣い、アニメへの向き合い方などを踏襲されている部分があると思います。
「cocoon ~ある夏の少女たちより~」がジブリ風と言われる背景には、2人の天才アニメーターの精神があるからと言っても良いでしょう。
「cocoon ~ある夏の少女たちより~」を鑑賞前に一度「耳をすませば」を見るとより似ている部分や違う部分などが分かり、より一層作品を楽しめるかもしれませんね!
手描き中心のアニメーション制作がジブリらしさを演出
「cocoon ~ある夏の少女たちより~」は、手描き中心のアニメで温かみのある映像表現が特徴です。
この手書き手法は、スタジオジブリ作品でも多く採用されていて観る人に懐かしさや安心感を与えているんですよね。
さらに細部まで丁寧に描かれた背景やキャラクターの動きが全体的にジブリ風と言われる理由の1つと言われています。
ひめゆり学徒隊がモデルのジブリ風アニメの配信情報まとめ


ひめゆり学徒隊がモデルのジブリ風アニメと言われる「cocoon ~ある夏の少女たちより~」はどこで見れるのかまとめました!
2025年8月15日に放送予定



原作者の今日マチ子さんが自身のnoteでも
宣伝されていたよ!
終戦記念日である8月15日に放送されるといことで、タイミング的にとても意味あるものだと感じます。
私もその昔沖縄旅行をした時にひめゆりの塔へ赴き、まだ10代の若さで散ったひめゆり学徒隊の女生徒たちの写真を見てきました。
これは今でも忘れてはならない、忘れてはいいけないことなので是非リアルタイムでアニメを見たいと思います。
サブスク配信や見逃し配信はある?
今後どこかのサブスクで配信される可能性もあるかとは思いますが、NHK公式サイトなどを細かくチェックすることをおすすめします。
今回の放送が深夜枠なのでリアルタイムで見れないという方もいると思います。
その場合確実なのは録画ですが、NHKプラスの見逃し配信もされる可能性があります。
これも随時アプリ内で確認してみるとよいでしょう!
ひめゆり学徒隊がモデルのジブリ風アニメの魅力!
ひめゆり学徒隊がモデルのジブリ風アニメ「ある夏の少女たちより」の魅力をまとめました。
ファンタジーと悲壮感の融合
少しネタバレにはなりますが、機銃掃射を受ける人たちの場面では血しぶきを花吹雪の描写にしているんです。
怪我をした足も花で表現するなど、考え付かないセンスが作中に光っています。
さらに色彩は明るくとても戦争アニメとは思えないほど美しいので、見ている私たちにいい意味でギャップを感じさせてくれるんですよね。



ただこの描写こそ、主人公たちの現実逃避から来ている比喩的な表現だと思うんだよね
是非2025年8月15日はひめゆり学徒隊をモデルにしたジブリ風アニメ「cocoon ~ある夏の少女たちより~」を鑑賞して今後の未来を考えるきっかけにしていきましょう。
まとめ
今回はひめゆり学徒隊をモデルにしたジブリ風アニメについてまとめました。
アニメの名前は「Cocoon~ある夏の少女たちより~」という作品名す。
原作は今日マチ子さんの「Cocoon」という漫画で、元スタジオジブリスタッフの舘野仁美さんがプロデュースの作品となっています。
配信日は2025年8月15日の終戦記念日にNHK総合で放送予定となっており、サブスクなどの配信は予定されていません。